2012年4月29日日曜日

エヴァ零号機のコアには赤木ナオコの魂が入っていると聞きました。 初号機と弐号機...

エヴァ零号機のコアには赤木ナオコの魂が入っていると聞きました。

初号機と弐号機はパイロットの実の母の魂が入っているのでシンクロするはずですが、なぜ綾波が零号機を操縦できるのでしょうか?

零号機の実験段階で「暴走」して零号機が綾波を殺そうとしてところまでは納得です。

碇ゲンドウの愛人であったはずの赤木ナオコが、一度実際に殺しているユイのクローンである綾波を拒絶しないのでしょうか?



MAGIに赤木ナオコの「科学者」「母」「女」の思考パターンが組み込まれていることを考えると、そもそも零号機のコアに赤木ナオコの魂が入っているということ自体間違った情報でしょうか?







零号機のコアに関しての唯一の公式発表によるなら、魂が入ってないそうです。

まぁそれは後にして・・・。



リツコは、敬愛する母の思考パターンが入ったMAGIを「母さん」と呼んで愛着を見せてましたよね。もし零号機に母の魂そのものが入ってるなら、零号機にはMAGI以上にこだわったんじゃないでしょうか。

それにEOEでMAGIに裏切られて、「母さんは娘より自分の男を選ぶの?!」とショックを受けてました。あの瞬間まで、母は自分の味方だと信じてたんです。零号機が暴走した時に「零号機が殴りたかったのは私ね、間違いなく」と言ってますが、もしコアが母だったら、自分に向けた拳とは考えなかったと思います。



次に公式設定について。「エヴァンゲリオン2」ってゲームがあります。このゲームでは、庵野やガイナックス監修の元、初期設定や各種裏設定を掘り起こして発表してます(初期設定等を含むので全部信用できるわけじゃない点を注意)。なんだゲームか・・・と思われそうですが、始祖民族や使徒と人間の生存競争の設定、などなど、本編だけでは分からないけど現在広く定着してる公式設定の多くは、初めにこのエヴァ2によって明かされたものなんです。



そのエヴァ2によると零号機には魂が無いそうで、今のところ公式設定と呼べる情報はこれしかないです。魂がないとシンクロ率は伸びませんが、シンクロ自体が不可能なわけではないらしいですよ。零号機の暴走は、エヴァそのものの意思だとか、レイの残留思念だとかの説がありますが、正解は不明です。








回答は皆に任せるとして・・・。

一人目のレイが死んでおらず起き上がるシーンがある、と書いてる方がいるけど、追加シーンにも劇場版にもそんなシーンは無いので注意。







まずMAGIについてですが、これは人格移植OSということで内部に脳に似た組織体も確認できますが、赤木ナオコの存命中に完成していることから、魂とは無関係であると思われます。

おそらくは単純に思考データのコピーでしょう。



公式には零号機の魂は不明ですが、ゲームでは「魂が入っていない」と明言されています。

しかし、これでは暴走やシンジとのシンクロが説明できません。

またシンジの乗った零号機が暴走した際、リツコが「また同じなの?あの時と。シンジ君を取り込むつもり?」と発言しています。

2010年にネルフに入ったリツコは、ユイやキョウコがエヴァに取り込まれる場面を資料でしか知りません。そして零号機はリツコが完成させた機体です。この発言は、零号機がリツコの目の前で何者かの魂を取り込んだことを示しているかと思います。



他によく言われる説として①赤木ナオコ②碇ユイ③レイの残留思念があります。



①の場合、零号機が自分を裏切ったゲンドウと、自分と同じようにゲンドウに尽くすリツコに殺意を抱いたことが納得できます。

しかし疑問点も多々あります。

1):衝動自殺をしたナオコの魂を零号機に封入する余地があったのか。

2):リツコはまだネルフに入って間もなく、エヴァ開発の総責任者であるナオコが死んだ状態で誰がその作業をおこなったのか。

3):ナオコの魂がレイを受け入れるのか。

4):なぜシンジと容易にシンクロしたのか。

5):なぜシンジが零号機に搭乗して暴走しかけたとき、綾波を感じたのか。

6):リツコが「エヴァの正体を知ったらシンジ君もレイも許してはくれない」と発言していたが、面識のないナオコならば許さないと感じるとは思えない。



なお、零号機と初号機のパーソナルパターンが似ているのも証左になるかもしれませんが、これは封入された魂ではなく、ベースとなった肉体や、機体に登録されているパイロットデータ指している可能性もあるので除外します。



②の場合、ナオコと仮定した場合の疑問点はほぼ解消されます。

惣流・キョウコ・ツェッペリンが弐号機と本来の肉体の二つに魂を分割された実例もありますから、ユイの魂が初号機と零号機の二機に分割されたとしても、おかしくはありません。ただし疑問点は残ります。

1):魂の一部だけの状態とはいえ、ユイがゲンドウやリツコに殺意を抱くか(シンジを利用しようとすることへの怒りという可能性はある)

2):ユイの魂だとすると初号機からサルベージしたものということになるが、このとき魂の一部だけでもサルベージできたという記録はどこにもない。

3):ユイが初号機に取り込まれたのは2004年、サルベージ作業が行われたのは2005年、零号機の起動実験は2015年。あまりにも間が開き過ぎている。

4):やはりレイと零号機に対して「エヴァの正体を知ったら許してくれない」の意味が明確でない。



③の場合、先に上げたすべての疑問が解消されます。問題は二つ。

1):残留思念という概念が、作中のどこにも登場していない。

2):深層意識でリツコを憎んではいるかもしれないが、やはりリツコやゲンドウへの殺意が不明(零号機に入れられたこと自体を憎んでいる可能性はある)



どの説にも矛盾や疑問が残りますね。

私は少数派ですが④一人目のレイという可能性が高いと考えています。

劇場版やビデオ版で追加された場面ですが、実はナオコに首を絞められた際レイは死んでいません。そのまま起き上がります。そのレイの魂が、のちに零号機に入れられているという考えです。



23話で使徒に侵食された際、レイの心象風景の中で、目の前に現れたもう一人のレイに対して「誰? 私。エヴァの中の私? いいえ、私以外の誰かを感じる」と発言しています。

「私以外の誰か」が侵食した使徒だとすれば、レイが推測した「エヴァの中の私」とは誰でしょうか。これこそ零号機の魂である、と考えるのはさほど苦しい解釈ではないかと思います。



ただやはり疑問点は残ります。

1):レイの魂はリリスのものなので、レイが死亡したら次の肉体に移植されるはず。



長々と書きましたが、少なくとも赤木ナオコの魂であるという断言は、できないと思います。







零号機のコアについて、中に入っているのが赤木ナオコの魂であるとはっきり言及されてはいませんので間違いか正解か、とは視聴者には正確に判断できません。

しかし、リツコの発言(本当に殴りたいのは~)や暴走した時にとる行動(ゲンドウ、レイ、リツコに対し怒りを持っている、また管制室のゲンドウに殴りかかった際に頭を抱える(怒りと共に愛という感情もあるのでは)という仕草)から、様々な説の中でもかなり有力とされているようです。エヴァの暴走=コアである魂の本能だとすれば、初号機は「母」としての本能、零号機は「女」としての本能だと思います。



零号機が赤木ナオコの魂をコアとしている場合、何故レイが操縦(シンクロ)できるのか、については、シンジと接触する以前のレイ自身の自我が希薄である、またゲンドウに対する慕情のような感情がナオコと共にレイにもあったからではないかと、一部では言われています。(コアがユイ説や無いものだったとした場合、暴走の際にゲンドウやリツコに危害を加えるということは考えられにくい上に、作中でのリツコの発言と矛盾する点があります)

ご存知のように、物語初期のレイには感情や自己の主張というものが非常に少なく、ゲンドウ以外の人間に対してはほぼ無感情のように接するその様子を、後々アスカに「碇指令の人形」とまで揶揄されています。(赤木ナオコという女性にもゲンドウへの好意、そして力になれる喜びなど、それに似た面があります)

そして、その台詞をアスカに言わせることになる重要なレイの発言ですが、「心を開かないとエヴァは動かせない」ということをその時口にしていますよね。レイが零号機とシンクロ出来るようになるまでにはかなり時間がかかったとされていますが、コアが赤木ナオコ(血縁関係のない人間・レイ(恐らく正確にはユイ)への憎悪を持つ人間)という事であれば時間がかかるのも納得ですし、その間にもレイはエヴァに心を開く(心を通わせる・魂の特性を掴む)という訓練をしたのでは。もちろん簡単な事ではなかったはずですが、そこへ更に先程のレイ自身の自我の希薄さ(他者を受け入れやすい、エヴァが拒絶しにくい)という特異なレイの資質がものを言わせたのではないでしょうか。シンジが零号機とシンクロ出来たのもレイと同様に、彼にも明確な自我や自己顕示欲というものが非常に低いからと考えられます。シンジの処世術はリツコの言うところ「人の言うことに大人しく従う」ことですから。そういった部分でも遺伝子的にも、本来の零号機パイロットであるレイとシンジはその時点でのパーソナルデータが酷似しているため

シンクロしたのではないか、という推察があります。

つまりレイが零号機に搭乗できるようになったのは、レイ本来の自我の乏しさとゲンドウへの感情の芽生え、そして訓練の結果がシンクロへ繋がったのだと思われます。



といってもこれらは零号機の魂が赤木ナオコであった場合の憶測に過ぎませんが…。







「間違った情報」というより

「人によって解釈が違う」「公式に発表されていない」

という事です。



零号機の魂は「ユイ説」「ナオコ説」「無い説」の3つが

主だと思うのですが・・。

ユイだと、リツコを殴りたくなる様な気性に思えないし

同じ魂が2つあっていいのかなぁ~と思ったりするんですよ。

コピー出来るような物なら、アダムやリリスの魂もコピーすれば

いいじゃんって・・(=^ω^=;)

ナオコだと、あなたの言う通りの事もあったり・・。

無いだと、シンジがシンクロ出来る理由がなぁ~と。

でもナオコ説は悪くないとも思います。

仮に、エヴァのシンクロが魂同志に寄る物だとしたら

レイの魂は「レイの物」では無く「リリスの物」ですし。



14話のリツコのセリフ

「また同じなの?あの時と・・シンジ君を取り込むつもり?!」と

同話内、マヤの「エヴァからの侵食です!」がポイントの様な

気がしますがよく分かりません・・(=^ω^=;)



あと、MAGIには思考パターンのみで魂は宿してないと思います。



==追記==

レイの時は「オートエジェクション(排出)」

シンジの時は「取り込もうとする」・・。

そんな事しそうなのも「ナオコ」っぽいですね(=^ω^=)



==追記2==

curさんの回答読ませていただきました。

「母を敬愛」からの・・ですが、

13話で「女としては憎んでさえいた」

というセリフが引っ掛かります。

カスパー(女の部分)の裏切りは女としてはリツコとの敵対、

つまり、リツコを殴りたかったのは

リツコとゲンドウの関係への嫉妬とも、取れなくは無い様な・・。

(全然納得出来ない訳では無いです)(=^ω^=)

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