2012年5月8日火曜日

最近になってエヴァンゲリオンをみているのですが、旧劇場版(25,26話)で最後アス...

最近になってエヴァンゲリオンをみているのですが、旧劇場版(25,26話)で最後アスカとシンジだけが浜辺にいますが、その後他の人たちは蘇ってはこないのですか?碇ユイの言葉がやけに引っ掛かりまして・・

また、他の人が蘇らない場合、二人はあの不毛な大地でどう生き残っていくのだと思いますか?







新劇場版の製作総指揮の大月俊倫さんは「(旧)劇場版は世界が破滅して、シンジとアスカだけ生き残るという破滅的な形で終わりました」と発言。

また『魂のルフラン』を作詞した及川眠子さんは、打合せの場で「みんな死んじゃうんですか?」「次が出来ないように殺しちゃうんです」という庵野監督とのやりとりがあったとコメントしています。

これらを受けて、公式監修の二次資料である『エヴァンゲリオン・クロニクル』でも、肉体を再構築できたのは、シンジとアスカの二人のみと記述されています。



ただエヴァの製作陣は『スキゾ・パラノ』や『新世紀エヴァンゲリオン2』など様々な準公式と言える資料や手記の中で、本編や資料間同士で矛盾する発言しまくっているという“前科”があります(零号機のコアの魂や、綾波の出生など)。



また絶滅だとすると、「自らの形を自分自身でイメージできれば、誰もがヒトの形に戻れるわ戻れるわ」というリリスの発言と、「心配ないわよ。全ての生命には復元しようをする力があるの。生きてこうとする心がある」というユイの発言。

これらが意味もない慰めだったことになりますね。



私個人としては、リリスとユイの言葉に重きを置いて、二人に続いて多くの人や生物が元の姿を取り戻していくと考えています。

そして、彼らに上記のような言葉を言わせている以上、製作者らもそう考えていると思います。

「製作者が言ったから」という理由それのみで、本編からは判断できないことに“正解”を与えるのは、「パターン青(BLOOD TYPE:BLUE)」をはじめとした『ブルークリスマス』へのオマージュに込められた、「与えられた正解を鵜呑みにする愚行」と「たとえ誤りでも自分で解を出すことと、出された解に価値はある」というエヴァのテーマにも反しますしね。



セカンド・インパクトの時に南極では、冬月が言うには「微生物にいたるまで全生命の徹底した消滅」が起こったとのこと。

人間以外の生物も反ATフィールドにより、ATフィールドを侵食されて心の体の形を失ったというわけですね。

であればサード・インパクト後の世界は恐るべき食糧難に陥っていると思われます。

しかし一見赤い不毛の大地でも、サード・インパクトの爆心地を離れればスーパーだろうとコンビニだろうと残っているはずです。

植物や動物も、徐々に形を取り戻すかもしれません。



「生きていこうとさえ思えば、どこだって天国になるわ。だって生きているんですもの。幸せになるチャンスはどこにでもあるわ」

このユイの言葉通り、シンジもアスカも、ひょっとしたら他の人たちも、例によってケンカしたり協力したりしながら、たくましく生きていく事になるんじゃないかと思います。

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