2012年5月4日金曜日

エヴァンゲリオンの最後のシーンでシンジ君がアスカを殺そうとしていますが、あれ...

エヴァンゲリオンの最後のシーンでシンジ君がアスカを殺そうとしていますが、あれはどういう風に理解したら良いんでしょうか?







「自分の出来ることを考え、償いは自分でやりなさい」

シンジがミサトの言葉を実行した結果だと思います。

まず、何故アスカがあれ程までに廃人になってしまったか?

それは加持の死を知ってしまった事にあります。

アスカを支えているのは弐号機=プライドと加持だと思います。

ヒカリの家に居候した後、一旦家に帰っています。

そして、劇場版での口論があり、カッとなったシンジが加持の死を伝えてしまいます。

つまり、アスカを廃人に追い込んだのは他でも無い、シンジな訳です。

「アスカに酷い事をしたんだ」これはアスカを蔑んだ事では無く、加持の死を伝えた事だと推測できます。

この事から考えるとシンジは「生きる気力を無くしたアスカを救おう」と殺そうとした事になります。



アスカの復活は「偽りの復活」と公式ブックに載ってます。



「気持ち悪い」はアスカでオナニーしたのがバレたので言われたんです。

宮村優子が庵野さんにそう言われたと言ってた。








エヴァンゲリオンは、理解するのではなく、

人それぞれの感じ方に、ゆだねられているのだと思います。



だから、答えは一つでは無いんです。







シンジ君の人間的自立、ということだと思いますよ。母性の象徴であるアスカの首を絞めることで、親からの自立を目指しているんですが、でもやっぱり殺せない。「父殺し」はできても「母殺し」はできない、そんな葛藤を描いているのではないでしょうか。というのが私の解釈。

しかし、最後まで謎だらけのアニメでしたね。それだけにいまだに強く印象に残る作品です。

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