アスカはシンジに対して愛情を抱いてるのですか?どうも愛憎入り混じるというように感じるのですが?どなたか教えてください。
前提としてアスカはシンジに恋愛感情を持っています。これは解釈ではなく公式的にもエヴァンゲリオンクロニクル等で明言
されていることで、女性陣の中ではシンジに対し、ここまでちゃんと示唆されているのは彼女だけなのは特筆すべきことでしょう。
その裏付けは、22話のビデオやDVDフォーマット版で追加されたシーンで精神攻撃の中で深層意識の中でシンジのセピア色の笑顔を思い浮かべたりしているシーン等ですが、彼女は否応なくシンジへの自分の秘めた想いを自覚してしまい映画に繋がります。
そこでの笑顔ではない加持に隠れる位置に居るアスカの中の(現実の)シンジは自分に対して冷めた表情を向けています。
要するにアスカからすればシンジは自分に関心を持ってないのが普段の触れ合いで分かっているのです。
キスして不器用に抱きしめてくれるようにアプローチしても彼は自分に触れてもくれませんでした(15話)。
それに対する憤りとして「何にもしない。抱きしめてもくれないくせに」とその場面を回想してシンジを非難しています。
次に、映画のシーンでシンジはアスカに他に誰も居ないからという消去法で縋って来ます。アスカは上記のようにシンジ
と自分の想いとの温度差を分かっているのでそれを見抜いて、更なる追い打ちを受けて傷ついて拒絶します。
ただ、その中でも必要以上に激怒したりして彼女はシンジへの想いや未練が断ち切れません(あんな笑顔を思い浮かべる程好きなので諦められないのです)。それが引き起こしたシンジへの実質的な告白が、「あんたが全部私のものにならないなら、私何もいらない。」とのセリフです。文字通りシンジの全てが欲しいのです。それが手に入らないなら他に何もいらないと。ものにならないならあんたなんか要らないという意味ではありません。シンジも他の何も要らないというやや病的な愛情と執着を示唆したセリフです(だからアスカは萌え用語でツンデレでもありヤンデレではないかという指摘もあります)。このセリフでシンジの返事を待った、受け入れる姿勢を見せたのでしょう。しかし、シンジはここで「だったら優しくしてよ」とアスカの拒絶した理由を刺激するようなセリフで返答してしまい益々拗れるんですがw
結局言い争いは続いて次のシーンでシンジはアスカの首を絞めて殺そうとします。ここで注目なのはアスカは全く抵抗しないのです。何故ならシンジがものにならない。だったら他の何もいらないのだから。確かにアスカはシンジに憎しみをぶちまけて激怒していますが、命すら必要としない程シンジしか見てないのです。その憎しみの根底に愛情があるから・・・
そしてラストシーンでも同じです。やはりアスカはシンジに首を絞められてもまるで抵抗せず、むしろ彼の頬を撫でます。
ただ、これ程の愛情を彼に抱くに至ってしまった故に彼女はシンジが自分を見ないこと、温度差への憎しみも捨てきれません。
その愛の面が頬撫で。憎の面は「気持ち悪い」と。愛憎は表裏一体をなしシンジへの執着は病的な域に達してしまっています。
長々と考察しましたが、愛憎入り混じるというのは確かですが、その憎の面もシンジへの愛が根元にあるからこそ生まれたものでシンジへの執着を益々高めているものと思われます。作中のアスカがレイが憎いとかいうものとは全然種類が異なっているのは確かですね。終盤のリツコのゲンドウへの感情がほぼそれに近いと思われます。
プライドの塊みたいなアスカのことですから
好きじゃなかったらキスはしなかったと思いますよ。
愛情は確実にありますが今まで馬鹿にしてた手前素直にもなれず、
憎まれ口ばっか言ってるのは微笑ましいなぁと思ったり。
明らかに恋愛感情を持っていると思います。
当時はそんな言葉はなかったけど、今からみれば行動がツンデレそのものです。
憎しみというか、嫉妬、ねたみ、もどかしさのようなものはあったと思います。
アスカは、認めたくはなかったけどエヴァの操縦者としてシンジの方が自分より優れていることは感じていた。
逆に言えば、それはそのまま尊敬、あこがれ、期待の裏返しですけど。
恋愛感情に近いものを持っていますが、それ以上に対抗意識を抱いています。
後に弐号機に乗れなくなった時には劣等感に変化しますが、最後では…。
しかしラストが「気持ち悪い」ですので、先が思いやられますね(笑)
新劇場版ではどうなりますやら。
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