2012年5月3日木曜日

エヴァンゲリオンについてです。本作品では「真実」は人それぞれの中にあるものと...

エヴァンゲリオンについてです。本作品では「真実」は人それぞれの中にあるものとして定義されていますが、「事実」はひとつだけだと私は思います。「事実」に近づくためによろしくお願いします。

劇場版The End of Evangelionにおいてアスカが量産機戦で死んだのかどうか?が今回の質問です。私はロンギヌスの槍によってアスカの腕が真っ二つになったときにシンクロによってプラグ内にて同時にLCL化したと考えています。(目を貫かれたときはシンクロ率が高いせいで出血し電源が切れて暴走し槍によって腕をやられたときは出血しなかったのでそう考えています。暴走していたのでシンクロ率は目を貫かれたときよりも高いはずなので出血がないのはおかしいです。) 最近このことに気づいていままでの考えを考え直しました。

この考えが正しいとすればアスカがシンジの内面世界に何故いち早く出てきたのかが説明できます。(ミサトさんや加地さんやリツコさんの出てくる場面、アパートの一室の場面です。あの時点ではまだ誰も補完されていないはずなのでずっと疑問でした。シンジ君が創り出した世界?なのかと思ってもいましたがそうすると矛盾するので疑問でした。)ですがアスカが死んでいた場合もこのことが成立するのでどちらなのかはっきりしません。確か劇中で「一度死んだ者は原始回帰したとしても甦らない」という描写がどこかであったような気がするのですがそうだとするならば最後アスカは登場するので死んだというのは矛盾するのですがどうなのでしょうか?(この描写についてはまだ未確認なので申し訳ありません。) 以上のことについて反論や補完や意見をお願いします。できれば「一度死んだ者は原始回帰したとしても甦らない」という描写があったのかどうか?どこでそれがあったのか?も教えていただけると大変うれしいです。 長文失礼しました。 よろしくお願いします。







>「一度死んだ者は原始回帰したとしても甦らない」という描写



少なくとも、作中でこれはありません。また、公式の書籍やスタッフの発言でも、私自身は見聞きしたことはないです。ですがミサトやリツコに関しての記述を見る限り、EOEでの死が彼女らの最期であることが前提になっています。「続編が作れないように(シンジとアスカ以外)皆殺しにした」といった庵野監督の発言からしても、事前に死んだ者は、魂だけ補完に取り込まれてもそこから生き返ることまでは不可能であるように思います。

ですから、「アスカはラストシーンに登場しているのだから事前に死んだりしていない」という意見に賛同します。



>何故アスカがシンジの内面世界にいち早く出てきたのか?



まず、シンジの内面描写なので当然シンジの世界でもありますが、登場したアスカは本物です(※注)。wanderer3militaryさんが書かれてる通り、そうでないと矛盾がいくつも生じるので元々そう解釈されてきましたが、さらに数年前に製作側が書籍で解説してくれたので確実です。よってここも賛同します。



最後に、じゃあ何故早く登場したのかが問題になるわけですが、確定的な答えは今のところ無いようです。おっしゃる通り、儀式が進む前に自らLCL化してしまい、先に魂をリリスに回収されていた・・・でも筋は通ります。ですが、他にも筋が通る説明があるかも知れないし、そもそもそんな物は無くて、時間軸が前後した現象が起きているだけ、あるいは演出の都合だけかも知れない。レイが行動を起こす以前から「補完世界へのお迎え」がある事自体、時間軸が狂いだしてるからだと言う人もいます。結局のところ公式のソースが無い上に推論の余地が大きい部分なので、皆「それらしい想像」をするしかなく、あまり気にしても仕方が無いなというのが率直な感想です。



※注 アスカ本人が、シンジと早くから精神が交わっていたのは公式にも認められており間違いありませんが、精神世界での全ての台詞が本人であるわけでもないのが面倒です。「優しくしてるじゃない」などの明らかに本人ではないと分かるものと、「あんたとだけは~絶対に死んでもイヤ」のように、前後の連なりから本人でないとする説のあるものなど、色々ですが。








一番最後のシーンでアスカとシンジが出てきていたから死んでないんじゃないの?

あれは現実じゃなの?もし間違ってたらすみません。







私は死んではいないと考えます。

腕を裂かれる少し前から弐号機との同化が始まっていたものの、弐号機がヘイフリック限界(自己修復・形態維持限界)を超えて完全に破壊されたため同化は進行せず、反ATフィールドに包まれてすぐか、または「でも、アンタとだけは死んでもイヤ」の科白の直前まで抵抗して、肉体のLCL化および魂がガフの部屋に帰還したと見ています。



あの場面で弐号機は電源なしで再起動しようとしています。

では何を動力としているのかと言えば、ゼルエル戦での初号機と同じように、パイロットと同化することで得られるヒトの心臓でしょう。

アスカの魂と肉体は弐号機と同化しかけていて、弐号機を半ば自分の肉体として認識している。だからこそのアスカの腕が裂ける演出だと思います。マヤが「アスカもうやめて」というのも、アスカのシンクロ率を見ての発言ではないかと。

腕はプラグスーツごと裂けていますし、直後にLCL化したとしても血が出ないのはおかしいですから、あれはあくまでアスカのイメージというのが私の考えです。

アスカの肉体はまだエントリプラグ内にあり、腕も内臓も無事ではないですが弐号機のダメージが直に反映はされていない(=死んでいない)と考えます。槍が頭部に刺さったときよりシンクロ率は上がっているはずですが、電源無しでの中途半端な同化状態ということになりますからね。



シンジの内面世界については、単純に『あれがシンジの内面世界だから』ということで説明できます。

ミサトやリツコ、加持、アスカの魂がそこにいて会話しているのではなく、あの場面はシンジの中にある彼らのイメージだということです。シンジが創りだした世界ではなく、ただシンジの価値観や、他人に対するイメージが描かれている、そういう場面ということです。既に死亡している加持がいますしね。

「一度死んだ者は原始回帰したとしても甦らない」という設定は作中で聞いた覚えはないですが、原始回帰するのはガフの部屋が開いた状態で反ATフィールドに侵食された者だけで、「ただ死んだ者の魂は原始回帰しない」のはいくつかの要素から推測できます。

大きなものとしては、反ATフィールドの展開が始まった際の、冬月の「ガフの部屋が開く。世界の始まりと終局の扉が、ついに開いてしまうか」という発言がそうです。

また冒頭のセカンド・インパクトの場面でも葛城調査隊の「ガフの扉が開くと同時に、熱滅却処理を開始」という発言があります。

ガフの部屋は生命に与える魂を生み出す卵ですが、普段は閉じていることが判ります。原始回帰が出来るのはガフの部屋の主(アダムやリリス)がそれを望んだ・認めたときだけです。

よって加持の魂は既に消滅しており、補完をされている可能性はありません。



テレビ版でも補完にあたり、登場人物から「嫌い」と連呼されたり、裸の女性達から「何を望むの」「一つになりたいの」と言われる場面がありました。いわゆる“学園エヴァ”もありましたし、最後には「おめでとう」と拍手されるシーンもありました。

補完の進行と失敗を描くにあたって、シンジの持つ他人へのイメージ、シンジの世界へのイメージ、そして“碇シンジ”という個性が補完により失われていく過程を描く場面は必須です。それがあの場面。シンジが創った世界ではなく、シンジの内面を具象化した映像というのが私の判断です。

画面に現れるものすべてが本当に起きた出来事ではなく、現れた人物がすべて本人でもない、と考えています。



ただ「でも、アンタとだけは死んでもイヤ」という発言はアスカ本人だと思われるので、やはりどの段階かでアスカの肉体はLCL化、魂がガフの部屋に帰還したことになります。

ロンギヌスの槍を複数刺された時点というのもありえますが、弐号機越しに槍の原始回帰の力がアスカに到達するかは疑問です。そもそも1本目の槍がその効果を発揮してないですしね。

となると普通に反ATフィールドが展開されたときか、それにしばし抵抗して、「でもアンタとだけは死んでもイヤ」の直前に魂が回帰したのではないかと思います。



前者なら、補完が始まってからのシンジの思慮と決断の過程を、アスカは結構長い時間見ていたことになります。この場合「アンタとだけは死んでいもイヤ」の発言に、シンジへの理解と寛容が含まれます。「アンタ馬鹿ぁ」に近いニュアンスと言えるかもしれません。

後者なら、シンジとの融合を本気で嫌っていたことになります。ただ侵食の瞬間に日向がミサトを、マヤがリツコを見たように、アスカは“本能的に融合したい他人のイメージ”としてシンジを見たのかもしれません。LCL化する直前シンジの幻影に向けた言葉が、シンジに耳に(心に)届いたとも考えられます。

どちらかは判りませんが、以上が私の考えです。







まず回答の順序にまとまりがないこと、参考意見レベルの内容であることをご了承ください



アスカの腕が裂けたのは

痛烈な痛みを表現するためだと思います。

基本的に神経接続では搭乗者自身に肉体的損傷は現れないと考えております。

(バルに首を絞められた時のシンジのあざのようなものも一種の表現でないかと。そうでなければ

ゼル戦でアスカの腕は吹っ飛んでいるはずです)

ですので、アスカは死んではいません。



劇中で死んだ人は蘇らないという描写は見当たりませんが自分もそう考えています。







アスカは死んでいません



シンジにきもちわるいと言う前のシーンでアスカはシンジを睨んでます

それに気持ちわるいといってるのだから死んではいないと思われます

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