エヴァンゲリオンの質問です。
「まごころを、君に」の最初で何故綾波の腕が落ちたのですか?
あの時点ではまだ何も始まっていないのでは?
そして何故リリスに戻る直前に腕を再生したのですか?
というかユイクローン?の体には再生機能がついていたということですか?
まず、綾波レイという人物の肉体は、公式ではユイの遺伝子とアダムの遺伝子が半分ずつ混ざった肉体だと言われています(ソースはスキゾorパラノ・エヴァンゲリオンという本です)。
しかしこれにはやや矛盾を来たす部分があり、ファンの間ではアダムの遺伝子ではなくリリスの遺伝子では?とも言われており、これ以上はわからないのが現状です。
とりあえず、レイの肉体はユイ以外の遺伝子も混入しているわけですから、あの肉体はユイのクローンとは言えません。
そして、その肉体に宿されている魂は、リリスの魂です。
で、肉体というのは、「ATフィールド=自我」により顕在化され、保たれています。
しかし綾波レイという人物の魂はリリスの魂であって、あの人型の身体は本来の自分の肉体ではないわけです(本来の肉体はもちろん地下に磔にされているリリスです)。
綾波があの身体を長くは維持できなのは、その為なんですよ。これはエヴァ2という庵野監督が監修を務めた謎解きの意味合いがあるゲームでもはっきり言われていました。
自分の本来の肉体ではないが為に、おそらく心と身体にズレ?が生じてくるんだと思います。そしてその結果、次第に自我=ATフィールドが弱まっていき、肉体維持にも支障を来たしてくると。
だからゲンドウはレイの腕が落ちた時に、「ATフィールドがお前の身体を保てなくなる」と言っていたんでしょう。
そして腕が再生したのは、確か公式本であるクロニクルによれば、ゲンドウからアダムを奪い去ったからです。あのアダムはオリジナルのものですから、S2機関=生命の実を内在しています。
綾波レイの体は人工物です。その寿命は普通の人間のものよりもかなり短いものだったのでしょう。今まではある部分がダメになればその部分の新しい物を付け替えたりすればよかったのが、赤木リツコによってその代わりになるものがすべて破壊されたことで不可能になってしまいました。
腕が落ちたのは、それほどまでに体の耐久度が落ちてしまったということなのでしょう。
ゲンドウが自身の計画を早めた原因にはゼーレがネルフ本部を攻撃してきたこと以外に、綾波の寿命が差し迫っていたこともあったのかもしれません。
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